社会的距離のファッション史─あの「巨大なスカート」の意外な役割 | 避けたいのはウイルスでなく「男の目」 | クーリエ・ジャポン

起源を15世紀のスペイン宮廷に持つこの大きなスカートだが、18世紀には階級を示すしるしとなる。

家事などをせずとも良い、高位な特権階級の者だけが着ることを許されたファッションアイテムだったのだ。これは、大きなスカートを身に着けていても快適に移動できるほど充分なスペースのある家と、着るのを手伝ってくれる使用人がいることを示したのである。そして高位の者ほどそのスカートは大きくなった。
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